働きマン 1,2巻

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安野モヨコ『働きマン』4巻 ドラマ『働きマン』&『サプリ』とのかかわりで -紙屋研究所という文章を読んで、僕も最近働きマンを読んだばかりであるので、改めて何か書きたくなったので書く。つくづく僕はリアクションブロガーであるなあと思う。

さて、働きマン。僕はモーニング連載当初からおっかけていた。何故ならどう考えても面白い漫画だからだ。なぜ面白いか。それはひとえに登場人物たちの人物造詣にある。

例えてみよう。主人公の松方弘子。通称働きマン。彼女はぶっちゃけ仕事依存症である。恋愛にもファッションにも、人並みの興味を持ちながら、ものすごい仕事への執着と愛情に押されてその他が全てどうでもよくなってしまうというキャラクター。しかもそんな自分自身にも自覚的で、常にくよくよ迷ってたりする。そのくせ全力で働く。死ぬぞ。

僕なんかはくよくよ迷った上で結構行動に起こせなかったりして、そういう意味であのバリバリ感は非常に胸に刺さる。あんなことやったら死んでしまう、と思いつつも、ああいう風にできていない自分自身を省みて、ちょっと泣きたくなったりする。

そう、この人物造詣は、「漫画は漫画、現実とは違う」と言わせてくれないほどの「現実感」がある。そこがこの漫画の最大の魅力だと僕は考えています。

そして、ドラマ。見たけども。漫画より現実感がないドラマってどーよ、という感じ。菅野美穂、期待していたのになあ。